活用事例

富谷町立 成田東小学校
佐藤 靖泰 先生小学校6年 算数:佐藤 靖泰 先生
授業シーン

概念の理解を助ける

授業のねらい・ポイント

単元の目標

直方体、立方体の概念について理解するとともに、見取図、展開図について理解し、立体図形の観察と表現の能力を高め、空間概念の基礎を養う。

本時の目標

立方体の見取図を書くことができる。

西田先生からの一言

子ども達が概念をつかむことが難しい場面で、電子黒板やデジタルコンテンツが有効に活用されています。コンテンツを使うことで、実物だけではわかりにくい点をクローズアップもできています。さらにコンテンツにだけ頼らず、手書きへと段階を追って、子どもの力を伸ばしている点にも注目すべきでしょう。

西田先生
授業シーン

授業の展開

  1. 本時は、立方体の展開図を書き立体を作製する前段階として、立方体の見取図をフリーハンドだったり定規類を使ったりして書くという作業的活動が中心である。
  2. 展開段階の当初には、教師が意図的に表示したデジタルコンテンツを提示・活用し、児童に問題点を見い出させる活動を行った。
  3. 見取図を書く段階では、次第に方眼紙にフリーハンドや三角定規で書くというように段階的に条件を変えてきれいな見取図に至らせるようにした。その際、実物投影機を活用して、児童の成果物を全員で見ながら検討する活動を通して「見えない辺は点線で書く」ことを押さえると共に、見えなくても対応する辺は平行であること、底面と高さは垂直関係にあることにも気付かせた。

利用した教材・コンテンツ

  • 立体グリグリ(フリーソフト)
  • 学習プリント(自作)

電子黒板を使う上でのねらい

  • 本単元は、図形領域の中でも具体的なイメージを持ちにくい立体図形を扱うことから、学年及び学級児童の実態を踏まえた上でICT機器やデジタルコンテンツを活用して授業展開する。
  • ICT機器は、児童の理解を促進させるための拡大提示及び成果物共有のためのツールとして、児童の思考の道筋を整理して連続した授業展開を進めるための道具としての活用を図る。

電子黒板を使ってことによる効果

3Dソフトを使うと、立方体のフレームを特定の方向から見たように表示した時、立方体ではなく「六角形とその対角線」に見える。そのような教材提示は実物では難しい。どうしてそのように見えてしまうのかという発問から、児童は見取図を書く時に必要な要素について明確に気づくことができ、問題解決的な学習を通して本時のめあてが達成された。また、その提示から、角度を変えて実際に回転させることで、平面的な場合と立体的な場合をシームレスにイメージさせることができた。さらにその図形に直接書き込みをして説明することで、児童の理解をより深めることができた。

授業シーン

電子黒板の設置面での工夫

  • 黒板の半面全体に大きく映し出すために、通常のマグネット式スクリーンを縦長に2枚貼り付けて大型スクリーンとした。
  • 電子黒板のケーブルが床上にたれることを防ぐ(安全面から)ために、黒板下にテープ付きフラットモールを貼り付け、そこを通すようにした。同様にプロジェクタや電源の配線もフラットモールを通し、児童が引っかかるなどの余分な心配を排除した。