


前時までに、底辺と高さから平行四辺形と三角形の面積を求める方法を学習した。ひし形の場合も底辺と高さをもとに面積を求めることは可能であるが、対角線が垂直に交わる性質と交点で対角線が2 等分される性質を利用して対角線の長さをもとに面積を求める方法(対角線×対角線÷2)が一般的である。本時では、後者の考え方をもとに考えさせるが、公式を導き出したり覚えたりすることがねらいではなく、対角線をもとにひし形を既習の図形(長方形・正方形・平行四辺形・三角形)に分解・合成することにより様々な方法での面積の求め方を考えることがねらいである。
子どもの手書きで書いた考えを出し合うことで、考え方を練り上げる授業には、こうした電子黒板とその周辺機器を組み合わせることは、有用なツールですね。デジタル化した資料を、必要に応じて読み出したり、拡大表示や書き込みによって、考えたことを伝えやすくするなど、ツールの組み合わせで容易になることが示されています。
まず、導入において学習課題を把握させる場面で活用する。前時の課題として学習した台形を電子黒板に提示し、拡大や書き込みを行いながら面積の求め方を確認する。その後、本時の課題となる図形を提示し、ポイントとなることを書き込みながら課題の確認を行う。このようにして、学習課題の理解をより深める工夫を行うことにより、その後の活動が円滑に行われるようになる。
次に、児童が自分の面積の求め方を説明する場面において活用する。発表活動の前に児童が考え方を記入した学習プリントを回収し、それらをスキャナで取り込みデジタル教材化する。オートシートフィダー式のスキャナとスキャナのユーティリティーソフト・教材作成ソフトの特徴を生かし連携させることにより、1 分前後で教材化することが可能なので、授業の流れを妨げる心配はない。これにより、児童は発表の際に自分の考え方が書かれた学習プリントを電子黒板に大きく提示し、重要な部分を拡大提示したり新しい情報を加筆したりしながら発表を行うことができる。そのため、より伝わりやすい発表活動を行うことが可能になるのである。
最後に、児童から出されなかった求積方法をデジタルコンテンツで説明する。アニメーション化されたコンテンツを使うことにより、直感的に理解することが容易になる。
日常的に活用を進めるために、電子黒板・パソコン・プロジェクタは教室に備え付けとしている。