活用事例

つくば市立 吾妻中学校
松田 啓寿 先生中学校3年生 理科:松田 啓寿 先生
授業シーン

リアルタイムで情報交換!

授業のねらい・ポイント

本時のねらいは、金星の満ち欠けや大きさの違いを、太陽や地球との位置関係と関連させてとらえさせることにある。

天文に関する事象は、身近で観察しやすい事柄ではあるが、長大な時間と空間の中で生起しているため、直接的にその事実から法則性を発見していくことは難しい。そこで、直接的な事実を通じて考えられるようモデル実験を用いるが、バーチャルな体験とリアルな体験を近づけられるよう、コンテンツを活用する。それによって巨視的な概念形成を図りたいと考える。また、共同学習ツール「KB」(Kneading Board:創発的分業支援システム)を使用することにより、事実から見出した要素等の情報交換の効率化を図り、課題についてより深い考察ができるようにし、問題解決能力を養う。

授業シーン

授業の展開

  1. 課題についての仮説を立て、発表させる。(電子黒板利用)
  2. モデル実験とコンテンツの併用(電子黒板利用)
  3. 気づいた点や疑問に思った点などの情報の共有(電子黒板利用)
  4. 金星の満ち欠けと大きさの変化の原因を話し合い、考察を深める。(電子黒板利用)
  5. 天体シミュレーションを使って、金星の満ち欠けの変化を天体同士の位置関係と関連させて理解する。

利用した教材・コンテンツ

  • 理科ねっとわーく
  • KB(Kneading Board:創発的分業支援システム)
  • モデル(自作)

電子黒板を使う上でのねらい

各グループにおいて推論した仮説や、実験から得られる気づきを、共同学習ツール「KB」 を活用してリアルタイムで情報交換し、他者の考えを参考にして自己の考えを深められるようにする。また、モデルやコンテンツを活用することで、直接的な体験の場を設定し、現象把握が容易になるよう配慮する。

電子黒板を使ってことによる効果

各班でまとめた仮説や実験から得られた気づきを共同学習ツール「KB」に入力し、電子黒板を活用して全体に提示することによって、生徒間の情報交換を効率的に行い、様々な考え方を引き出すことができた。また、各班の進捗状況を把握し、個々への適切な対応につなげることができた。さらに、コンテンツやシミュレーションを電子黒板で操作することで、宇宙を文字通り「目のあたり」にし、長大な時間や空間的な概念形成を図るとともに、生徒の理解を深め、知識の定着を図る上で大変効果があったといえる。

電子黒板の設置面での工夫

教室背面に電子黒板を設置した。前面の黒板との使用意図の違いを明確にすることによって、生徒の意識・思考の切り換えがスムーズになるよう配慮した。教室前面には1時間の授業の流れを振り返ることができるような板書を行った。電子黒板では、その場面での生徒の思考を助けるコンテンツの提示や、話し合いの場面での情報の共有化に重点を置いて活用した。