プロジェクタ以上の機能があります。うまく使いこなせば、先生にとっても子どもにとっても多様な効果が期待できます。
一見、電子黒板はプロジェクタと同じように見えるかもしれませんが、電子黒板の機能は単に拡大提示するだけにとどまりません。もちろんその効果についてもプロジェクタ以上の効果を発揮します。
次のグラフは、教師の活用モデル(T2 説明・解説)を取り入れた授業で、プロジェクタと電子黒板の両方を活用した後に、どちらのほうがよかったか児童・生徒にアンケート調査を行った結果の一部です。

濃い赤色ほど電子黒板がよかったことを、濃い青色ほどプロジェクタがよかったことを示しています。グレーの「どちらともいえない」と回答している児童・生徒が多い項目もありますが、すべての項目で、子どもたちはプロジェクタよりも電子黒板を活用した授業のほうがよいと回答している割合が多くなっています。
例えば、80%以上の子どもが電子黒板のほうがよいと回答した「2.これからは、この方法で授業してほしい」などは、電子黒板ならではの機能をうまく使った結果だといえます。教科書に載っている絵や図のどこをどのように見たらよいのか、ということを口だけで的確に指示するのは思いのほか難しく、時間がかかってしまいます。取り込んだ絵や図をプロジェクタで拡大提示するだけでも効果的ですが、さらに電子黒板で着目すべきポイントをペンで直接書き込みながら説明すれば、あっというまにすんでしまいます。無駄な時間はなくなり、細かな指導に使う時間を増やすことができます。子どもの自由記述にも「プロジェクタはちがうページにうつすときに、先生がいちいちパソコンの方にいくのがやだ。電子黒板は、なんか書きたいときにすぐ書けるし、それだしうまく書ける。」と書かれていました。
次のグラフは、子どもの活用モデル(S4 説明)を取り入れた授業で、プロジェクタと電子黒板の両方を活用した後に、どちらの方がよかったか児童・生徒にアンケート調査を行った結果の一部です。

8割近くの子どもたちが電子黒板の方が「友達の考えがよくわかった」と回答しています。また「書き込みをしてくれると説明する人の考えが分かりやすい」と回答する子どもも多く、自由記述欄には「マウスだと、いまどこをやっているのか、わからないけど、電子黒板で書くと、よくわかる。」と書かれていました。子どもたちが活用する場合においても、操作する所(パソコン)と見る所(スクリーン)が異なるプロジェクタよりも、操作点と視点の一致する電子黒板のほうがずっと使いやすく本来の学習に集中することができるのです。